今回はMacBookにマウスが必要な理由とオススメのマウスを紹介します。MacBookは非常に優秀なトラックパッドが搭載され、マウスは必要ないという方も多くいるようです。
普段MacBook Proを愛用している筆者がMacBookでマウスが必要な理由とどんなシチュエーションだと必要になるか、オススメのマウスを解説します。
トラックパッドが優秀だから必要ない?
MacBookのトラックパッドの優れた点
MacBookのトラックパッドは非常に操作性が優れています。
MacBookのトラックパッドだけで以下の作業を行うことができます。
指の数 | 指の操作 | PCの反応 |
1本 | 強くクリックした状態で移動 | ドラッグ&ドロップ |
2本 | タップ | 右クリック |
縦にスライド | スクロール | |
左にスライド | 進む | |
右にスライド | 戻る | |
近づける | 縮小 | |
広げる | 拡大 | |
3本 | タップ | 検索 |
横にスライド | デスクトップの切替 | |
上にスライド | MissonControl(起動しているアプリを全表示) |
トラックパッドだけで上記の作業ができるようになっています。特にマウスでの操作のイメージが強いスクロールや右クリックもトラックパッドで代用できるのは非常に便利です。また、3ボタンのマウスでは操作できない進むや戻るの作業もトラックパッドで操作することができ、トラックパッドには普通のマウスよりも優れた操作ができる一面があります。
トラックパッドだけで問題ない作業
- Web閲覧
- 文章作成
- 簡単な資料作成
上記のような簡単な作業であれば、トラックパッドだけで問題ありません。
文字の入力が中心の作業はカーソルを動かすことがほとんど無く、マウス無しでもストレスを感じることなく作業ができるでしょう。
マウスが必要(あった方が良い)作業
- 画像編集や動画編集
- ゲーム
上記以外でも、ヘビーにMacBookで作業を行う方はマウスがあった方がベターです。
画像編集や動画編集
画像編集や動画編集をする場合は、マウスは間違いなくあった方が良いです。
画像編集や動画編集ではカーソルを頻繁に動かし、レイアウトを決定するのに繊細なカーソルの移動が求められます。素早いカーソルの移動や、繊細なカーソルの移動はトラックパッドよりもマウスの方が優れています。
加えて、データの移動等でドラッグ&ドロップを多用します。ドラッグ&ドロップはトラックパッドでも操作できますが、強く力を加えないといけません。何回も操作すると手や腕が疲れてしまいます。
ゲーム
画像編集や動画編集、プログラミング等のクリエイティブ作業用のイメージが強いMacBookですが、MacBookでもゲームをすることができます。特に最新のM1チップを搭載したMacBookはiOS用のアプリを動かすことができます。
アプリによってはカーソルを高速に動かすことが求めれますので、マウスがあった方が良いです。
結論
MacBookはマウスが無くても作業できるが、マウスは必要。
ベストはトラックパッドとマウスを美味しいとこどりして使うことだと思います。
普通の作業はトラックパッドで行い、カーソル移動が多く必要になる作業をマウスで行うと良いかと思います。MacBookを購入してWeb閲覧ぐらいしかしないという方は少ないと思いますので、マウスはほとんどの方は使用するメリットがあると思います。
MacBookにオススメのマウス
上記の結論を踏まえて、トラックパッドで出来ないことに重点を置いたマウスを紹介したいと思います。また、MacBookはUSBポートがType-Cであるため、通常のUSBレシーバータイプの無線マウスや有線マウスは、Type-CのUSBハブを使用しないと使用できません。そのため、オススメするマウスは全てBluetoothで接続できるタイプに絞っています。
ELECOM(エレコム) M-DC01MBBK
ボタン数 | 8 |
通信方式 | Bluetooth +USBレシーバー |
重さ | 142g(電池含む) |
サイズ | 幅76×奥行123×高さ44mm |
バッテリー | 単三電池×2 |
エルゴノミクス | – |
エレコムの8ボタンマウスです。こちらは9,000円以下で購入可能なマウスです。
多ボタンマウスの大きなメリットはボタンに好きな機能を振ることができることです。トラックパッドでは操作できない、コピーやペースト、切り取りといった操作をマウスで行うことができます。
更に、こちらのマウスはハードウェアマクロという機能が搭載されています。普通のマウスは、PC側にマウスのソフトをインストールしてPC側でマウスの設定を保存します。このマウスは設定をマウス側に保存することができます。つまり、別のPCでこのマウスを使用する際に改めて設定する必要が無く、設定した機能をすぐに使用することが可能です。
また、このマウスはBluetooth、USBレシーバーどちらの通信方式にも対応しています。マウス本体のスイッチで簡単に切り替えることができ、2台のデバイスを一つのマウスで操作することが可能です。MacBookはBluetoothで接続して、デスクトップPCはUSBレシーバーで接続して併用するということも可能です。
デメリットは、マウスの電池が単三電池2本になってることです。電池が2本になる分、マウスの重さが増えてしまい持ち運びはしづらいかもしれません。持ち運び用というよりは、家やオフィスでの使用に向いているマウスです。
多ボタンマウスのメリットはこちらでも解説しています。
ELECOM(エレコム) M-TM10BB
ボタン数 | 4 |
通信方式 | Bluetooth or USBレシーバー |
重さ | 100g |
サイズ | 幅55.5×奥行103.8×高さ28.0mm |
バッテリー | 単三電池×1 |
エルゴノミクス | – |
エレコムの薄型マウスです。3,000円以下で購入できるマウスです。
薄型マウスで持ち運び性に優れたマウスです。また、他の薄型マウスと違いボタンが4個あります。薄型マウスはボタン数が3個のものがほとんどです。ボタンにはエレコムのマウスソフトを使用して、コピーやペーストなどの好みな機能の割当が可能です。
Kensington(ケンジントン) ExpertMouse K72359JP
ボタン数 | 4 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ | 345g |
サイズ | 幅130×奥行157×高さ65 |
分解能(DPI) | 400 |
バッテリー | 単三電池×2 |
エルゴノミクス | – |
静音 | – |
ケンジントンのトラックボールマウスです。12,000円程度で購入可能なマウスです。
トラックボールマウスとは普通のマウスと違い、マウスを本体を動かすのでは無く、トラックボールという球状の部品を転がしてカーソルを動かします。
ケンジントンはあまり認知度は高く無いかもしれませんが、知る人ぞ知るアメリカのPC周辺機器メーカーです。元々mac製品用の周辺機器の製造を行っていた会社ですので、MacBookとの相性も良いです。
このマウスはトラックボールがマウスの真ん中にあり、トラックボールのサイズも直径55mm大きいタイプになります。そのため、トラックボールを親指だけで無く、人差し指や中指なども使って操作します。トラックボールが大きいことから、親指だけでトラックボールを動かすタイプよりも繊細な動きが可能であることが大きなメリットです。
なんと、トラックボールを足で操作して足用のマウスとして使用している猛者の方もいるようです。
かなり大きめのマウスになるので、持ち運びには不向きですので、家やオフィスでの使用をオススメします。
まとめ
MacBookにマウスは必要か、トラックパッドの性能、オススメのマウスについて紹介しました。
非常に優れた機能を持っているMacBookのトラックパッドですが、トラックパッドで補いきれないところをマウスを使用して補うことが、一番理にかなっているかと思います。
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