ワイヤレスマウスは乾電池を使うものが多く販売されています。乾電池は主にアルカリとマンガンの2種類が多く発売されています。ワイヤレスマウスにはアルカリとマンガンどちらの電池を使うべきか迷ってしまいますよね。
結論
結論としてはアルカリ電池を使うのが無難です。
実は各メーカーによって推奨している電池には違いがあります。
例えばエレコムのマウスの説明書ではアルカリ、マンガン、ニッケル水素電池の3種類を推奨しています。
ところがサンワサプライでは交換用の電池は、アルカリ電池を用意してくださいと明記されています。
ナカバヤシのマウスの説明書でもアルカリもしくはニッケル水素電池が対応電池であることが明記されています。
各社、アルカリ電池は説明書に明記されているためアルカリ電池を使うのが無難でしょう。
アルカリ電池とマンガン電池の違いとは?
ところでアルカリ電池とマンガン電池はどのような違いがあるのでしょうか?
アルカリ電池の特徴
- パワーがあり、長持ち、液漏れした場合危険性が高い
アルカリ電池はマンガン電池と比べて、パワーがあり長持ちという特徴があります。そのため、アルカリ電池はモーターを動かすような大きな電流を使う機器でよく用いられます。
ただし、アルカリ電池は電解液という電池の中身の液体に水酸化カリウムが使われており、名前の通りアルカリ性を示す物質が使われています。
強いアルカリは化学やけどや目に入れば失明等の恐れがあるため、危険な物質です。各社液漏れがしないよう工夫はされていますが、電池を長く使わないまま、機器の中に入れっぱなしにしていると液漏れの危険性が高まります。電池を使わない時はなるべく抜いておいた方が無難です。
液漏れが気になる方は液漏れ防止しにくい電池が売られているので、そちらを使うと良いでしょう。
マンガン電池の特徴
- 休み休み使うと電圧が回復する、液漏れの危険性がアルカリ電池ほど高くない
マンガン電池は大きな電流は流せないですが、休み休み使うと電圧が回復する特徴があります。小さな電流で動く機器や休み休み使う機器でよく用いられます。
マンガン電池の電解液には弱酸性で塩化亜鉛が用いられています。アルカリ電池の電解液ほど毒性は強くはありません。
マンガン電池はバッテリー残量が低下すると、大きく電圧も低下する特徴があります。アルカリ電池はバッテリー残量1/4で電圧が1V以下になるのに対して、マンガン電池はバッテリー残量が1V以下になってしまいます。マウスによってはある程度電圧が無いと動かせないものがあるため、バッテリー残量ギリギリまで使いたければマウスはアルカリ電池を使う方が無難でしょう。
ニッケル水素電池やリチウム電池は使える?
あくまで自己責任ですが、ニッケル水素電池もリチウム電池も定格電圧が1.5Vのものであれば使用して問題ないかと思います。
ニッケル水素電池はリチウム電池と比較して低価格で自己放電率が低いといった特徴があります。長期間使用しなくても、バッテリー残量が減りにくいです。
リチウム電池はエネルギー密度が高く、急速充電に対応している特徴があります。
どちらも単三電池や単四電池として互換性のあるものが販売されています。
またリチウム電池にはUSB Type-C端子で直接電池に充電できるものも最近では売られています。
まとめ
ワイヤレスマウスに使うべき電池と各電池の特徴について紹介しました。
まだマウスを持っていない方や今からマウスの購入を検討されている方は、そもそも乾電池の必要のないワイヤレスマウスもたくさん売っていますので、是非下の記事を参考にしてみてください。
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