現在、マウスは各社から様々なモデルがラインナップされています。価格帯もピンキリで、安いものは数百円から売られています。
今回の記事では、作業効率爆上がり間違いなしのメーカー定価が1万円以上のオススメの高級マウスを紹介します。
高級マウスは何が違うのか

高級マウスと一般的なマウスの大きな違いは、ボタン数、無線通信機能、充電機能、マルチペアリング機能が有るか無いかです。
ボタン数

マウスは右クリック、左クリック、ホイールの3ボタンが基本です。
高級マウスは3ボタンに加えて、親指等の位置にサイドボタンが搭載されており、5ボタンや7ボタン等ボタンの数が多いです。サイドボタンはブラウザの戻るや進むであったり、マウス専用のソフトを使えばコピーやペースト、切り取り等の普段の作業でよく使用する機能を自分の好みで割り当てることができます。
無線通信機能
無線通信のマウスの特徴はケーブルが無いため、ケーブルが机の他のものに引っかかる煩わしさが無いことや、スムーズにマウスを動かすことができる特徴があります。
充電機能
無線機能を搭載したマウスの中でも、高級マウスはマウスに充電可能なリチウムバッテリーが搭載されており、乾電池を買う必要がありません。製品によっては1分の充電で数時間使用可能なものもあります。
マルチペアリング機能
マルチペアリング機能とは、マウスをPCから別のデバイスにわざわざ差し替えなくてもマウス上のボタン一つで操作するデバイスを切り替えられる機能です。
複数のデバイスを一つのマウスで操作できるため、複数のPCやタブレット等を使用する方にはオススメの機能です。
その他の機能
他にも、高級マウスにはマウスを動かした時にどのぐらいPC上のカーソルを動かすか感度の調整を行うためのボタンが搭載されているものや、クリックボタンが静音ボタンになっているものもあります。
また、手首や腕にかかる負担を軽減するような工夫された設計のものも多いです。
オススメの高級マウス
Logicool(ロジクール) MX MASTER3s
価格 | 13,600円〜 |
接続可能台数 | 3 |
ボタン数 | 7 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 141g |
サイズ | 幅84.3×奥行124.9×高さ51mm |
分解能(bpi) | 〜8000 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | ○ |
静音 | ○ |
充電ポート | USB Type-C |
高級マウスの代表格とも言える、ロジクールのMX Masterシリーズの最新の2022年モデルです。
特徴は通常のスクロールボタンに加えて、親指部分に横スクロール用のスクロールボタンが搭載されていることです。エクセル等の表計算ソフトをよく使う方にとって非常に便利です。また、7ボタンで充電ポートはUSB Type-Cというのも嬉しい点です。クリックボタンには静音ボタンが採用されているため、周囲が静かな状況でも気兼ねなく使えるのも嬉しい点です。
このマウスにはFlowという複数のパソコンのデータをマウスを介してやり取りできるロジクールのオリジナル機能が搭載されています。違うOSのパソコン同士でも文章や写真のコピーしたデータをマウスだけでペーストすることも可能です。このFlow機能が欲しいがために、ロジクールのFlow機能搭載のマウスを購入する方もいます。複数台のPCやデバイスを操作する方には非常に便利な機能です。
様々なマウスを使用してきた筆者も愛用しているイチオシのマウスです。
Logicool(ロジクール)Wireless Trackball MX ERGO MXTB1s
価格 | 11,000円〜 |
接続可能台数 | 2 |
ボタン数 | 6 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 164g(金属板無し), 259g(金属板有り) |
サイズ | 幅99.8×奥行132.5×高さ51.4mm |
分解能(bpi) | 320〜440 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | ○ |
静音 | – |
充電ポート | micro USB |
こちらもロジクールのMXシリーズのマウスです。このマウスはトラックボールマウスです。
トラックボールマウスはカーソルを移動させるのに、マウス本体を動かすのではなく、親指部分のトラックボールを動かして操作します。マウス本体を動かさずに済むので、手や腕が疲れづらくマウスを動かすためのスペースを確保しなくても済みます。 また、エルゴノミクス(人間工学)に基づいて設計されたマウスで、握手をするような自然な角度でマウスを握ることができ、手首や腕への負担が軽減される特徴を持っています。角度は底面に付いている金属板で二段階調整することができます。
前述のFlow機能も搭載されているため、複数のデバイスを使用される方にもオススメのモデルです。
また、デバイスの切り替えのスイッチがマウスの上部についているのも嬉しい点です。
充電ポートがmicro USBであるという点のみご注意ください。
Logicool(ロジクール)MX Anywhere 3 Compact Performance Mouse
価格 | 9,700円〜 |
接続可能台数 | 3 |
ボタン数 | 6 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 99g |
サイズ | 幅65×奥行100.5×高さ34.4mm |
分解能(bpi) | 200〜4000 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | – |
静音 | – |
充電ポート | USB Type-C |
こちらもロジクールのMXシリーズのマウスです。
こちらのモデルは名前の通り、持ち運びに特化しており、小型かつ99gの軽量モデルです。小型のモデルにも関わらず性能は優れており、前述のFlow機能が搭載され、最大3台のデバイスに接続可能であり、フル充電で最大70日間使用可能です。また、充電ポートはUSB Type-Cになっているのも嬉しい点です。
普段ノートPCを持ち運んで色んな場所で仕事をする人はもちろん、ロジクールの他のマウスは比較的サイズが大きいものが多いため、女性や手の小さい方にもオススメのモデルです。
Logicool(ロジクール) MX Vertical Advanced Ergonomic mouse MXV1s
価格 | 11,700円〜 |
接続可能台数 | 3 |
ボタン数 | 5 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 135g |
サイズ | 幅78.5×奥行120×高さ78.5mm |
分解能(bpi) | 400〜4000 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | ○ |
静音 | – |
充電ポート | USB Type-C |
こちらもロジクールのMXシリーズのマウスです。握りやすさとデザイン性を両立させた、テクスチャード加工の表面ラバーが特徴的なエルゴノミクスマウスです。
エルゴノミクスマウスとは人間工学に基づいて設計されたマウスで、握手をするような自然な形でマウスを握るため、長時間の使用で疲れにくい特徴があります。前述のFlow機能が搭載されており、最大3台までのデバイスを接続することが可能です。また、充電ポートはUSB Type-Cとなっています。マウスに搭載されたボタンには、ロジクールのソフト上で好きな機能を割り当てることも可能です。1分間の充電で3時間使用可能になる高速充電も便利です。
形状が特殊で慣れるまで少し時間を要するかもしれませんが、普通のマウスよりも疲労を軽減してくれるため、普段仕事でマウスをよく使うヘビーユーザーの方にオススメのモデルです。
Razer(レイザー) Pro Click RZ01-02990100-R3M1
価格 | 12,980円〜 |
接続可能台数 | 4 |
ボタン数 | 6 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 106g |
サイズ | 幅79.7×奥行126.7×高さ45.7mm |
分解能(bpi) | 16000 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | ○ |
静音 | – |
充電ポート | micro USB |
ゲーミングデバイスで有名なRazerから発売されているマウスです。
最大4台までのデバイスを接続することができます。人間工学に基づき設計されているため、長時間使用しても疲れにくい構造となっています。
ゲーミングマウスを多数開発しているRazer製ということもあり、非常にスペックの高いモデルになります。DPIというマウスの分解能が16000と非常に高く、マウスの繊細な動きを読み取ることが可能です。また、5000万回の耐クリック回数と耐久性も優れたモデルになります。
充電ポートの端子はMicro USBですのでご注意ください。
Microsoft(マイクロソフト) Arc Touch Mouse ブラック RVF-00062
価格 | 10,394円〜 |
接続可能台数 | 1 |
ボタン数 | 3 |
通信方式 | Bluetooth+USBレシーバー |
重さ(電池含む) | 99g |
サイズ | 幅58.5×奥行130×高さ15mm |
分解能(bpi) | 1000 |
バッテリー | 単四電池×2 |
エルゴノミクス | – |
静音 | – |
充電ポート | – |
マイクロソフトから販売されているマウスです。
最大の特徴は形状です。マウスを使用しない際はマウスを真っ直ぐ伸ばした状態で、マウスを曲げると電源がオンになります。厚さが15mmと非常に薄くなるため、持ち運び用の薄いマウスを探されている方にオススメのマウスです。このマウスよりも薄いマウスはほぼありません。
また、このマウスのボタンは右クリックと左クリックの2つしか用意されていません。右クリックボタンと左クリックボタンの間にタッチセンサーが搭載されており、タッチセンサーを指で上下することでスクロールを行うことができます。スクロールした際に音と振動が出るため、直感的に操作することができます。(この機能はオフにすることも可能です。)
電池は充電式ではなく、単四電池を2本使用します。
Apple Magic Mouse
価格 | 10,364円〜 |
接続可能台数 | 1 |
ボタン数 | – |
通信方式 | Bluetooth |
重さ(電池含む) | 99g |
サイズ | 幅57.1×奥行113.5×高さ21.6mm |
分解能(bpi) | 16000 |
バッテリー | 充電式 |
エルゴノミクス | – |
静音 | ○ |
充電ポート | Lightning |
アップル純正のマウスです。
Magic Mouseと他のマウスとの一番の違いはマウスにボタンが無いことです。ボタンが無い状態でどのように操作するかというと、マウスの上をフリックしたりタップしたりして使用します。ボタンが無いため、他のマウスと比べてスタイリッシュなマウスとなっています。
また、電池は充電式になっており充電用のコネクタがマウスの裏側にあり、外から見えない位置にコネクタがあるのは、アップルのデザインへのこだわりを感じます。充電のポートはライトニングですのでご注意ください。
MacbookやiMacをお使いの方にオススメのマウスです。
まとめ
1万円以上のオススメの高級マウスについて紹介しました。筆者もマウスを安いものから高性能なものに変えただけで、普段の作業効率や手首や腕への負担が劇的に改善できましたので、是非一度高級マウスを使ってみてください。安いマウスには戻れなくなるかもしれません…笑。
今回の記事が皆様のマウス選びの一助となれば嬉しいです。
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